へなちょこスローフード

突然山野草を食えるように加工したい」という変な野望を抱いたまるがには、先週ジョギングの最中に摘んだイタドリなる植物の調理に挑んで見たのですが・・・・

結果は前回の日記にあるように撃沈
つか、これだけネットで情報てんこもりなんだから、下調べくらいしなさいと自分で自分を諌める。
山野層調理以上にやらなきゃいけないことはひしめいているぞとそれはさて置いといて。


その後、心を入れ替えたまるがにはサイトで食える草の調理法とか探してみる。


でもって翌週の土曜日、次はこの二種類の山野草にターゲットを当てて見た

左がクコ、右がギシギシ

クコは滋養強壮の漢方薬なのでイケるだろう、ギシギシは見た目ホウレンソウぽいし、昔読んだ山野草ブックにも「おひたしが中々おつなもの」と書かれていたので、この二種類の先端の若い部分を少し摘む。

まずは生でちょっと齧ってみる
ギシギシ→若い葉っぱでもかなり苦いしちとスジっぽい。これはアク抜きにちと手間な強敵だ。
クコ→葉っぱ殆ど苦味がない。炊き込みご飯の具にもされるらしい茎はかすかな甘みすらある。。。こりゃいいところまでイケるかもしれない。

そして、素人調理開始


1.ギシギシを茹でる。1分弱茹でただけでも茹で汁が緑色に染まる。こりゃ凄いアクだわ。
→茹で上がって少し食ってみたが、まだ苦い。
イタドリの料理方法を参考に、水に晒して放置してみる

2.その間にクコを茹でる。火が通ったら水に晒して少し食してみる。
葉っぱは殆どアクが抜け、それこそほうれん草みたいに食べやすい。
しかし茎が……いや、アクは無いし甘みもあるんだが…固い
手で軽く折れたから食べやすいと思ったのが甘かった。クコの若枝で全食べる可能なのは5センチが限度で、それ以上は筋ありすぎ。
結局半分近くを泣く泣く捨ててしまい、残りはほんのちょっとになったクコ

めげずにクコの葉と枝の調理に入る。
さつま揚げと共にごま油で炒めて、だし汁・醤油・酒で煮込む。

煮立ててる最中に撮影したら、曇るだろとそんなツッコミは心の奥に秘めて…と
ひとまず一品完成。
「クコとさつま揚げの炒め煮」

かなりイイ感じに出来上がりました。
クコの葉っぱはホントクセが無くて、食べやすいです。味はアスパラとほうれん草足して二で割った感じです。
ついでにしつこいけど、滋養強壮の作用がある植物ですクコ。
イケるじゃないの、クコ。

で、水に晒していたアレに目を移す

でさギシギシよ、アンタのくどいアクどれだけ取れたのよと、少し齧ってみる。
ふむ、余り苦味は感じられない。
念の為もう一度さっとゆがいて、調理にトライ

ゴマをすり鉢でゴリゴリして、醤油と酒を加える
それにギシギシを入れて混ぜ混ぜする
二品目「ギシギシの胡麻和え」完成

ゴマ和え大好きまるがになら、これで食えるだろう。よし今日の酒の肴が二品になったと早速試食
モグモグ・・・・


モグ、モグ・・・


・・・・


飲み込めねぇorz


すでに、苦味もえぐみも無くなりましたギシギシ
てか、草としての味は消失してました。
なのに、筋ばかりが残っています。


あー、この筋ばったカスカスした感覚が歯で噛み砕いても・・・っていうか、長く噛んでいるとゴマの風味も失せてしまうので、口に入れているのもイヤになってきて
分かりやすく例えるなら


すっかり出し切ってしまった茶っ葉を
ゴマ和えにするとこんな感じ


すいません、色々悩んだ挙句これ以上は食えませんでしたorz
侮りがたしギシギシ


こうして、人の手で改良されていない草料理してみると、普段スーパーで買うような野菜ってホント調理加工しやすいように長年の努力を経て工夫に工夫を重ねて改良してくれたんだなと改めて感謝します。


そしてまた来週は、新たなる山野草にトライしてみますので
お楽しみにー……って


まだやるんか?