楽園ふたたび(3)

こんばんわ、おしどりオープニングで始まった、花鳥園報告です。


今回は、ちょっとヒネった感じでの、鳥画像紹介になりますです。

去年ですね、図書館で本何冊か借りたんですが
その中に、遺伝子学者の見地から、一般読者の質問に答えた内容をまとめたものがありまして
遺伝子学者さんも砕けて分かりやすい物言いでしたので、楽に読めました。

んで、その中で29歳OLさんがこんな質問してました。

クジャクのメスがうらやましい。
あんな派手なオスから何羽も派手な求愛をされる、クジャクのメスがうらやましいんです。私はクジャクのメスになりたいんですが」

それに対し遺伝子学者さんの返答ですが、まずは結論から
「貴女のその考えは、止めた方が良いかも」
学者さんが言うには、メスに比べてオスの羽色が派手な鳥や生き物には、ある特徴があるとのこと。
特徴とは「卵を暖めてヒナを育てるのは、全てメスの仕事である場合が多い」

うん、ここでまるがに、地味に調べてみた

まず冒頭の画像に出したオシドリ
・・・オシドリのオスっつーのはかなり浮気性で、奥さんが身ごもるとすぐに次の伴侶を探しにでるそうです。
オシドリ夫婦」の言葉にもあるように、オシドリはいつもオスメス寄り添って過ごしているのが見た目にはほほえましい図ですが、一説によるとあれ「ダンナが浮気しないように、常に奥さんが付き添っている」という見地もあるらしいです。

あとOLさんの質問にもあったクジャク
この鳥も、メスだけで卵を暖め続け、子育てもメスの役目です。

つぎにキンケイ

これも、オスとメスの毛色はっきりしてますね。
しかもキンケイのオスはアピールが激しくて、一羽のメスを複数のオスが追い掛け回したりもします。
私が花鳥園でみた光景は、机の下にいるキンケイのメスの周りを、オスがグルグルグル回ってました。バターになるんじゃないかって勢いで。

このキンケイも、雛の育成はメスのみが行います。


あと、鳥ではありませんがライオンも育児は母任せです。


では反対に、オスメスで育児を協同して行う鳥についてですが

クジャクバト
…鳩の仲間は子育て大好きです。
雛用の食事「ピジョンミルク」もオスメス両方で与えることが出来ます。

・白鳥
花鳥園の片隅に、抱卵中の白鳥がおりました。
オスメス交代で抱卵しており、一羽が抱卵しているともう一羽は巣の前でガードマンしています。
写真は、ちょうど抱卵の交代時間で、実際の巣は茂みの奥にあります。

・カンムリヅル
屋外で求愛ダンス中でした。
鶴の仲間も、夫婦揃って雛を育てるそうです。

カンムリヅルの求愛ダンス録画できました。でもタンチョウと余りに違ったダンスだったので、しばらく求愛行動だと分かりませんでした。


あと、画像無いのですが、夫婦協力して子育てを行う鳥として
ペンギン・ツバメ・スズメなどなど

一例だけ挙げても、

子育てに協力的なオス≒メスと同じ羽色の公式があてはめられちゃったりします。

もちろん、上に上げた全ての生き物が目標とするところは同じと思います。
目標「自分達の子孫を残すこと」
ただ、長い長い時間の中で、目標を達成する行動が
「外観とパフォーマンスでメスをひきつける」
「夫婦で協力して育児を行う」
という方向にそれぞれ進化してしまったようです。(もちろん例外は多々ありますよ。カッコウとか)
この進化を前提として、学者さんが言うには
クジャク型の男は、外見に手間をかけるけど、家庭は顧みないタイプの遺伝子が多いと思います。(例:ブランドを既婚で外車を所有しているタイプは、家庭に金使いたくない傾向があるとか)


なので、結論として
クジャクのような男に愛されたいという考えは、止めた方がいい」
と、ゆーことだそんです。


・・・・生々しい話になってしまいましたので、本日最後のカップルをご紹介します。


名前は、カラフトフクロウ

こんな、バームクーヘンみたいな顔してるのに

カップルのいちゃつきっぷりは、今回見た花鳥園の鳥でNo1でした。









そんな訳で、今回は男と女の恋模様特集で、お送りしました。